「テーラー後光」とは、晃良市立第七中学校北側にある
制服専門店。そこの店長と紫臣に関わりがあり、
付き添いで来た幼なじみの雅と、たまたま店内にいた
2人とは別の小学校に通う風見は巻き込まれて
一緒に制服を仕立てることに…
晃良市内の学校ではテーラーの派閥があり、様々な
制服の学生が通っている。見ただけでどこの店か分かる
デザインのものや、タグまで見ないと分からないものまで多種多様。
テーラー後光の店長は長ランと短ランを好み、独自で丈や
形を長年研究し続けているらしい。学ランのアレンジも
趣味でやっており、新作が完成する度に3人に着せている。
制服の色が白いのは「夜道で安全だから」と店長は
話しているが、目立つワッペンといい、他にも意味合いが
あるのではと雅は勘づいている。特定の制服を着ているだけで
入れる場所があるとかないとか…
3人以外にテーラー後光にて制服を仕立てている学生が
いるのかは不明。同じワッペンを付けている学生は
第七中内にはいないとのこと。
紫臣:店長との付き合いは長く、小学校入学時から中学の
制服はテーラー後光で仕立てると決めていた。
本人は短ランを希望したが、雅と店長の意向で
機動力の抑えられる長ランに
雅: 「今、注文すれば人数分割引する」と言われて
目を輝かせる紫臣を思い、店長に式服(一般的な
黒い学ラン)も全員分作るよう交渉の上。
寒がりのため長ランを希望したが、店長が
「紫臣を追えるように」と短ランに。
風見:テーラー後光組が家から徒歩5分圏内にあり、親から
採寸してきてと頼まれて店に来ていた。
「細い体型をカバーできる制服を作ってあげる」と
言われて即決。本当は紫臣と同じく長ランが
良かったが、体力がなく重さに耐えられないため短ランに
そんな『テーラー後光組』は制服屋から始まったお話!
創作の愛称であって、本人たちに組という自覚はないため、
後光組!と呼んでも誰も振り向いてくれないのであった…߹-߹
(関係なくこちらに向かって来る紫臣)